手拭と現代
手拭とは古来日本においてハンドタオルや身装具としての用途を中心に幅広く用いられてきた薄手の汎用ファブリックです。と、日本人に対しても説明が必要なくらい忘れ去られつつある手拭ですが、現代の生活するわたしたちにとって手拭は過去の遺物?それとも観光地のお土産や引き出物の一種なのでしょうか?勝野屋の手拭はそのどちらでもありません。



手拭と生活
とても薄っぺらい手拭ですが、実は意外なほどの吸水性を持っています。しかも乾きやすくて驚くほど丈夫。我家には十年選手の手拭もあるくらいです。使いはじめのうちは晒の反物を切り放した両端がほつれるのを見て少々不安になりますが、ほつれた糸は構わずハサミで切ってしまってガンガン使いましょう。慣れてしまえば手拭は本当に使い勝手が良く、毎日の生活に欠かせない存在となることでしょう。



手拭とメディア
日本では古来よりショップや事業のオープン、歌舞伎などのステージパフォーマンスの公演などを知らせる広告媒体として手拭が用いられています。定番グラフィックパターンの『鎌わぬ』や『菊五郎格子』は19世紀初頭に役者のトレードマークとしてデザインされたものです。実用性とメディア性を合わせ持つマスプロダクト=手拭は様々なクリエーターによって表現手法のひとつとして活用されてきたのです。



手拭と勝野屋
勝野屋の手拭の原画は全てコンピュータ上でグラフィックソフトによって描かれています。そして製法は手彫りの型紙を通して晒に染料を浸透させることによって染めあげる昔ながらの『本染め』。まずはお手に取って、職人さんの手技と現代的なデザイン感覚との出会いから生まれた独特の味わいをお楽しみ下さい。そして“使えるアート”として生活の中で活用していただければ幸いです。

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手拭各製品の紹介とご購入は下のリンクから。

空龍/sky & dragon
ktn03a/手拭/1,575円(税込)

玉龍/jewel dragon
ktn03b/手拭/1,575円(税込)

黒景/black view
ktn03c/手拭/1,575円(税込)

バトンタッチ/baton pass
ktn03d/手拭/1,575円(税込)

梅波紋/ume ripple
ktn03e/手拭/1,575円(税込)

手拭ボックス/tenugui box
ktnb01/手拭5枚セット/7,350円(税込)